2015年6月15日

広告コピーってこういうことね!【BookReview】『ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議 [Kindle版] / 小霜和也』

ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議


結構前に読み終えていたのですが、レビューを書いていなかったので。

色々と広告の話が書かれていましたが、残ったのは次のこと。

1.広告コピーを、こう考えて欲しい。ということを伝えている。

2.良いものをデザインするプロセスは、何であろうとそんなに変わらない。


広告会社に身を置くものとして、「広告」の考え方として
大事なことが結構出てきていました。、
それは今後、広告マン、コピーライターとして生きていく人には
身にしみるものになるのだと思います。

その中でもとくに残っていることの一つ目は、
広告コピーを、こう考えて欲しい。ということを伝えている。
んだろうなということ。

これは、3者に向けて言われていることだと思います。

1.クライアント
2.自社チーム
3.コピーライターを志す人

色んな方に向けられたメッセージでした。


2つ目は、
良いものをデザインするプロセスは、何であろうとそんなに変わらない。
ということ。

コピーを考えてくださいと言われて、机に向かってコピーを考え始めちゃダメ。
1週間あるんだったら、6日は調べたり考えたり、最後の1日でコピーを書く。
そんな話だったと思う。

それって、グラフィックだろうとプロダクトであろうとウェブであろうと
デザインする上で共通のことですよね。(もちろん調査もデザインのひとつ)
だから、すぐに作れ!なんて無茶な話で、「作る」ということをする限り、
「調べて考える」ことが必要になるはずです。
そして、そのことをお互いに理解し合える時に、良い仕事が出来るのだと思います。


あと、この本はもちろん「コピー」の話をしているので当然ですが、気になったのがこの文章。

『僕らは広告を作ると同時に、生活環境を作っているのだという自覚を忘れるべきではない』

この文章に、違和感というか、残念というか、少しネガティブな印象を持ってしまいました。
「生活環境を作る」ということは本当に素晴らしいことだと思います。
しかし、それって「広告」なんだろうか?
それって、広告の対象となっているモノ・コト・サービスですよね。
そのモノ・コト・サービスが作られているときに、「生活環境を作る」
という思考は入っているはず、その思考は広告のときには消えてしまうのでしょうか。
生活者に伝わるものに変換するのが「広告」という考えもあるかと思いますが、
変換が必要なモノ・コト・サービスであるならば、
生活者が手にしたときに、大きな満足(UX?)を得ることができるのだろうか。
そんなことを考えてしまうと、やはり「広告」も万能ではないよなとか思っちゃったのです。