2015年2月28日

「何のために」を5回繰り返して本質をデザインする

はじめに書いておきますが、この投稿はドラマ「問題のあるレストラン」を見て思ったことです。


トヨタの生産方式で使われている、「なぜ」を5回繰り返す「なぜなぜ分析」

それは、問題に対する真の原因を探り、改善(カイゼン)をするというものです。

問題があっての「分析」であり、どれだけやっても「改善」でしかないということが、弱点だと思います。

モノゴトをつくる、デザインするときには、「改善」ではなく「創造」しなければなりません。

そういうときに思いつきや目先のゴールを目的にデザインしてしまうと、
いわゆる「化粧」にしかならないということ。


そう、このお話です。

なぜ日本メーカーはアップルになれないのか(日経ビジネス)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150216/277530/?rt=nocnt

アップルのデザイナー、ジョナサン・アイヴの著書の中でスティーブ・ジョブズが言ったという
「デザインは化粧ではない」

思いつきや目先のゴールを目的にした場合には、既存のモノゴトのうわべだけを変えたり、きれいにしたり、面白くしたりするだけになってしまうんじゃないか。

多くの人はジョブスみたいになりたいと思うのかもしれませんが、もちろん誰もがジョブズみたいな天才ではないです。
でも、天才的なアイデアを想像すること、それにすこしでも近づく方法はあると思っています。


どうしたらいいか。それが、今回のタイトルで書いたことだと思います。


「何のために」を5回繰り返す


そうすることで、素晴らしいモノゴトをデザインできるんじゃないかなと。

もちろん、「何のために」に加えて「誰のために」も必要なのは言わずもがなですが。
「誰のために」はまた別の機会に考えてみたいと思います。



ようやくドラマの話を絡ませると、「問題のあるレストラン」の中でこんなやりとりがありました。
(正確には覚えていないので、こんな感じだったというのでご了承ください)


東出昌大演じる門司が、主役の真木よう子演じる田中たま子に問いかけます。

”なんでこの店こうなった?”

小さいレストランなんですが、お客がいっぱい座っていて、誰もが幸せそうな光景です。

たま子は不思議な顔をします。
なぜ不思議な顔をしたのかというと、その前のシーンとのつながりがあります。

松岡茉優演じるシェフ通称パーカーちゃんが門司に聞きました。

”どうしたらこんな美味しいポトフを作れるの?”

門司はこう答えます。

”普通のことをやっているだけ”


そう、”なんでこの店こうなった?”の答えも
”普通のことをやっているだけ”なんだと思います。言わなかったけど。

そして、たま子とパーカーちゃんとの会話で
たま子は言います。

”お金や名誉のためじゃなく、いい仕事がしたい”


それって、売上をたてて、利益を増やして、お店を黒字にすることが目的じゃないということ。

たぶん「お客さんを幸せにしたい」ってことを目的にお店をやってるんだなということ。

そういうと夢物語だ!とか、きれいごとだ!って捨てられてしまいがちですけど
真の目的はそこに置かないと、お店としてデザインできないですよね?
利益を増やすためにお店を考えるって変ですよね?
「幸せな時間・楽しい時間を過ごしてもらう」ためにお店を考えますよね。

そういう普通のこと、当たり前のことのために仕事をしようよ、ということだと思います。
それは、エクスペリエンスデザインとか、UX(User Experience ユーザーエクスペリエンス)と考えることも出来ます。

「何のために」を5回繰り返す
と書きましたが、5回である必要はもちろんないです。

普通のこと、本質的なことに辿り着ければいいと思います。

例えばこんな風に。


どうでしょうか?

当たり前ですよね。
でも仕事ってその当たり前がやりにくい、できない環境にあるのも当たり前だと思います。
でも、ほんの少しでも、当たり前をやってみようというだけで、仕事が変わるんじゃないかなと思っています。

若干、ポエムな投稿にもなってしまいましたが、
要は、「問題のあるレストラン」がすごく素敵なドラマだなと思っているということ。
そして、僕もそんな仕事をしたいなと思ったということです。

2015年2月22日

生き方に影響を与える本!【BookReview】『エッセンシャル思考 / グレッグ・マキューン』

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする / グレッグ・マキューン (Essentialism The Disciplined Pursuit of Less / Greg Mckeown)  


今年に入ってから書店でよく見かけていた、この本。
どうせよくある「○○思考」で大したことないでしょ。
まぁ一応見てみようかな(立ち読み)

「あれ、なんか面白そう。」 
お買い上げ。


正直、今段階で今後の「生活」「仕事」
どちらの考え方にも影響を与える一冊になりそうです。

今、最も何をやるべきなのか?
それをやるにはどうすべきなのか?
どうやったらできるのか?
ものごとに優先度をつけて方向を決めることで、その質が格段と上がるということ。


そして、象徴的な図がこちら。


(手書きで書いてみました)

右が「エッセンシャル思考」です。

もちろん色々なことをやらなければいけないときはあります。
そのときは、「色々なことをやる」ということがすべきことだと判断できればよいのだと思います。
マルチタスクで大事なのは、マルチには集中できない。集中できることはひとつだけ。


また、出来る人だからこそ、周りが色々なことを頼みに来る。
それを断ることができるかどうか。

断ることで一時は落胆されるかもしれないが、長い目で見れば信頼を勝ち取ることができる。

ロングテールのセルフプロデュースといったところでしょうか。

本の中でも書かれていましたが、優秀な人ほど色々頼まれて本来の力を使い切れていなく、
宝の持ち腐れになってしまっているという。これは、本当にこれまでも多くの人があてはまるなぁ。

この本を読み始めた時から感じていたのは、
どちらかというと、私は元々ちょっと「エッセンシャル思考」なんじゃないかと。
ただし、それを徹底できずに苦しむことが多かったのではないかと。


さて、本の中身はというと

Part 1 エッセンシャル思考とは何か


そのまま「エッセンシャル思考とは?」です。
ポイントは、選択・ノイズ・トレードオフ。

Part 2 見極める技術


「どうやったらエッセンシャル思考を行えるか」。
ポイントは、孤独・洞察・遊び・睡眠・選抜。

Part 3 捨てる技術


「よりエッセンシャル思考を行いやすくするには」
この当たりから、自己啓発の色が濃くなり、色々な引用が増えてきます。
これも「エッセンシャル思考」、あれも「エッセンシャル思考」なんですね、といった具合。
ちょっと大げさな気もしていましたが、共通項という意味ではその通り。

Part 4 しくみ化の技術


「エッセンシャル思考を徹底していくとこんな良いことが起きるよ」的な感じです。
そこまでやるか、それも「エッセンシャル思考」と言っちゃうのか。
でもでも、できたら気持ちが楽になるよな、何事も進めやすくなるよなということばかり。


気づくと、最近は読むのが遅かった私ですが、
結構忙しかった割に1週間で読み終わってしまいました

そして、こういうインプットの時間は大事だ。新しい本読まないと!
という意欲が湧いてきました。

で、購入したのは「Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学 」。

エッセンシャルに続いて、「シンプル」。
どこか共通していそう。そして、こういう考え方が理解しやすい。


とにかく、「エッセンシャル思考」を強く持つことを恐れずに生きていこう、と思います。 

2015年2月15日

本来デザインってこういうことですよね。見た目だけじゃないデザイン。【BookReview】『実践デザイン・シンキング / 日経BP社』 (20150215追記)


実践 デザイン・シンキング 

今年のテーマのひとつとして購入。
そしてこのブログのタイトルにもある「デザイン」

もちろん「ロジカル・シンキング」も大事だけど、
「デザイン・シンキング」できないとイノベーティブな案は出ないと思う。

「デザイン」とはなにかということが分からないとダメだが、これは私も正直分からない。
美大とか芸大ではやってるんでしょ?多分。
デザインってこうやるんだよってのを、きっと。


で、前職でも見たり実践して、解釈してるのは

1.まず対象(生活者)の「観察」と「理解」

2.そのためにフィールドワークやインタビュー

3.事実を元に議論の発散

4.議論の収束を繰り返す

5.課題を明確にする

6.課題解決のためのアイデアを考えて

7.解決策を出して

8.試作品を作って

9.検証して

10.完成に近づけていく

ということ。

つまり、やっぱり体系的には「人間中心設計」
Human Centered Designですね。私も人間中心設計専門家ですけど。
この本の中にも何度か出てきます。

本の中身としては、「日経デザイン」の特集をまとめたものということですが、
事例集として大変勉強になりました。


第1章 デザイン・シンキングとは何か
第2章~第5章 事例
 第2章 発想を育てる
 第3章 顧客視点を徹底
 第4章 現場主義を貫く
 第5章 新たな社会基盤へ
第6章 成功のカギは全社一丸の推進体制
第7章 クリエイターがビジネスを主導
第8章 デザイナーの役割が変わる


それぞれで気になるポイントは次の通り。

第1章 デザイン・シンキングとは何か

・マーケットベースでのロジカルシンキングでは発想に限界がある
・「デザインシンキング」というとわかりづらいが、要は「人間を中心に発想すること」
 (それもわかりづらいけどね)
・簡単にいえば観察して、課題を見つけて、解決策を出して、試して、完成させていこうということ。

第2章 発想を育てる

<ヤマハ/Start-up Sketching>

・「企画担当者の意図を正確に伝えるには仕様書だけでは不十分で、製品の”イメージ”を共有することが欠かせない」
・テーマ設定→ペルソナ設定→課題の定義→スケッチング→プロトタイピング→商品企画案


<ソニー/Life Space UX>

・開発者全員が「ユーザーに何を体験してもらいたいか」だけを考えたモノづくり。


<リコー/THETA、MultiLink-Panel>

・「デザインディレクター」という役割を設置。
・スマホなど複合機以外のタッチパネルも調査。その結果、約60%の余白率がシンプルでわかりやすく感じると分かった。


<ブリジストン/ゼロ・スパイクバイター>

・米国流のデザイン・シンキングをブリジストン流のロジカルな開発手法と融合して展開している。


<三菱重工グループ/新しい水処理システムなどの創造>

・プロジェクトを立ち上げる前に、国内の大手コンサルタント会社の支援を受けたが、従来の延長線上の発想しか出てこなかった。


第3章 顧客視点を徹底

<ヤフー/デザイン・シンキングの「社内伝道師」育成>

・「何か不便なことはありますか、などとユーザーに聞いても本音は出てこない。むしろユーザーの行動や操作しているときの気持ちについて質問した。
 どんな画面を見ているのか、使用時間はどれくらいか、など具体的に掘り下げて聞く」
・顧客はなぜカードを使わないのか>「意見をまとめるためにも、プロトタイプ端末を加盟店に持ち込んで使ってもらう、フィールドテストを実施すべき」


<富士ゼロックス/DocuWorks ドキュメントトレイオプション>

・「お客様共創ラボラトリー」という施設を新設。
 顧客と議論しながら、潜在するニーズや気付きを明らかにしていく。


<柿本美容室×ワールドなどアパレル各社×東芝グループ/仮想試着システム>

・美容サロンからアパレル店舗にどうやって顧客を誘導すべきか、シナリオを作成してコンセプトを具現化。


<富士里和製紙×プラグ/トイレットペーパーのパッケージ開発>

・小売店の前で観察やインタビューを行い、見えてきた課題がある。


第4章 現場主義を貫く

<オイシックス×シーアイエー/Oisix CRASY for VEGGY アトレ吉祥寺店>

・「イノベーション・プロトタイピング」と呼ぶプロセス。徹底したプロトタイピングを通じた現場主義、体験主義を貫く。


<コクヨファニチャー/マドレ>

・ユーザーに使い勝手や不便な点を直接尋ねてわかることもたくさんある。一方で、ユーザー自身さえ気づいていない問題点は単なるヒアリングでは出てこない。


<メタウォーター×富士通グループ/AR技術を活用したデータ可視化>

<ゼブン銀行×NEC/人に優しいコンビニATM>

・人間中心設計の好例。
・「アニメーションと効果音による操作性の向上」「2台のスピーカーでカードや現金などの取り忘れを防止」「取引画面の他言語化を促進」などさまざまな工夫がユーザーインターフェースに詰まっている。


第5章 新たな社会基盤へ

<日立製作所/将来の潮流を把握する「ビジョンデザイン」>

・将来の生活者の姿を捉えて社会の課題を解決へ


<NPO法人グリーンバレー/徳島県神山町の活性化>

 ・アイデアではなくアイデアを出す人を循環させる。

<在英日本大使館/「Found in Translation」>

 ・展示の中に肯定的な要素と否定的な要素を両方織り込む。

<海外事例 IDEO>


第6章 成功のカギは全社一丸の推進体制

<アキレス/瞬足>

・文化を作り、「SOKUIKU(足育)」を開発。


<ハマノパッケージ>

・取引先ではなく最終的なユーザーである一般の消費者目線で開発。


<SCSK>

 ・「イノワングランプリ」という社内新規事業提案コンテストにてデザインシンキングを導入。


<ベネッセ>

 ・「デザインシンキング」を一過性にせず定着させるために推進。


<IDEOのトム・ケリー氏のインタビュー>

・「あらゆる領域にデザインの考え方が求められている。」
・一般の人がクリエイティブな考え方をするためには、「普段からいろいろな事柄について発想し、それを習慣にすること」
・「ひらめいたアイデアを、必ず記録しておくことです。自分のベストなタイミングを把握しておき、その瞬間をキャプチャできるようにする」


<エムテド代表 田子學氏のインタビュー>

 ・「本当に心に響くかどうかと考えると、ロジックだけでは難しい」


第7章 クリエイターがビジネスを主導

<内田洋行×ヤマトグループ/羽田クロノゲート>
<こども×くすり×デザイン実行委員会/コドモトモリモト>
<TAKT PROJECT/静岡県の授産施設向け商品改善ワークショップ>
<IT業界に見るデザインシンキング>


第8章 デザイナーの役割が変わる

<NEC中央研究所イノベーションプロデューサー佐藤敏明氏・ソニークリエイティブセンターデザインリサーチャー佐宗邦威氏・ヤフーUXデザイナー清水淳子氏の対談>

・「ロジックだけじゃなく、好き嫌いという人間らしい感覚がないと、製品やサービスも間違った方向に進むことがある」


<IDEO TOKYOシニアリードデザイナー石川俊祐氏・takram design engineering田川欣哉氏の対談>

・「forクライアント」ではなく「withクライアント」


<デザインシンキングを理解するための15冊>

 これが意外と役立つ。

2015年2月11日

Facebookフェイスブックページでファンがオンラインの時間帯を知って効率的にリーチ数を増やす方法

いくつかFacebookページを管理しているのですが、
よく投稿時間やタイミングなどが重要と言われていますが、
これまであまり意識的に投稿をしてきていませんでした。

しかし、そのときによってリーチ数が伸びたり伸びなかったりすることが見えてきたので、
少しでも効率的に投稿したいと思っていました。

まず「Facebookをいつ見ているのか?」という大きな観点で調べていくと
情報はあるのですが、2012年とか2013年の記事がヒットしてきました。
2年も経てば仕様も変わっているし、もっと新しい情報はないのかなと調べていました。
自身の管理しているページも見ながら。


あれ?

「ファンがオンラインの時間帯」??

これじゃん!

なんとFacebookページのインサイトから欲しかった情報が見れるではないですか!
これ知ってました?常識なんですかね?


そこで、この時間帯を意識して投稿してみました。

結果、意識する前と比べてリーチ数が約1.5倍になりました。

いいね!は投稿の出来に左右すると思うので指標とはしにくいですけど、
過去最高の数字を記録しています。

投稿の質が変わらない=「被いいね!率」が変わらなければ、リーチが増えるといいね!も増えますよね。

これからも時間帯を意識して投稿しようと思います。

2015年2月8日

2015年さっぽろ雪まつりのプロジェクションマッピング

札幌ではなかなか見られないプロジェクションマッピング
見られるのが、年に1度の雪の祭典「さっぽろ雪まつり」です。

2年前の豊平館は、東京ミチテラスの直後ということ、
札幌で大掛かりのものがほぼ初めてということで、
入場規制の末、中止


昨年はちょっと小規模かつマッピングのツボを外したようなもので、イマイチでした。
(個人的主観です)

今年はすごく良い出来でした!偉そうですみません。

まず、毎年進化しているJRA

今年のテーマは「サラブレッドの息吹」




いやいや、かっこいいっす。
中田ヤスタカ風の音楽に載せて、サラブレッドが札幌の街を疾走してます!


そして、大本命は8丁目 雪のHTB広場「大雪像 春日大社・中門」。



圧巻でした!

やっぱり神社仏閣のマッピングは良いですね。


神社仏閣は水平垂直が取られていて、シンメトリーで、けど装飾が複雑で。

そして、雪像も相性が良いんだと思います。
あの真っ白いキャンバスへのマッピング。
映像がはっきり見えるんですよね。


ということで、さっぽろ雪まつりでのプロジェクションマッピングは
毎年の楽しみになりそうです!

札幌には雪まつりが苦手な方も少なく無いですが、
これは見に行く価値ありです!

2015年2月2日

もう2月になってしまったけど2015年のキーワードを考えてみます

1月10日にこのブログを始めて、今年も1ヶ月が過ぎました。

そこで、今年2015年にこのブログで取り上げたいと思っているキーワードを考えてみようと思います。

その前に、私が今どのような職業をしている人かということを説明しておきます。
現在は札幌の広告代理店でマーケティングプランナーをしています。
このマーケティングプランナーという役職はまだ1年も経っていません。
その前はマーケティングリサーチャーでした。

前職は、横浜に本社があるデザインコンサルティング会社で
ユーザビリティエンジニアやリサーチャーとして働いていました。
ときには「ユーザー・エクスペリエンスエンジニア(UXエンジニア)」のように
振る舞うこともありました。
サービスを対象とするユーザーエクスペリエンスを意識するようになったことが、
広告代理店で働いてみようと思った理由のひとつでもあります。


ということで、2015年のキーワードですが、
個人的には、この3つ。

・カスタマージャーニー
・エクスペリエンスデザイン
・ユーザビリティテスト


これは、自分の興味というか趣味というかライフワーク。


現職のマーケティングプランナーとかデザイニング北海道を意識すると、
マーケティングやデザインのトレンドも追いかけて行きたいと思っています。

そこで、複数のサイトであげられてるキーワードを見てみます。


ここでは7サイトを取り上げさせていただきます。

・業界人間ベム「2015年 広告マーケティング業界7つの予測」
・ソーシャルメディアマーケティングラボ「企業のソーシャルメディア活用はどうなる?2015年のマーケティングトレンドから考える7つのポイント」
・LIVE!COMMERCE「2015年マーケティングトレンド予想」
・アドタイ「2015年のマーケティングのトレンドを占う」
・SEO Japan「2015年版 究極のマーケティングチェックリスト」
・DEMO「2015年WEBデザイントレンド予想!」
・freshtrax「2015年に予想される13のテクノロジートレンド」


ここから見えてきたことが、この6キーワード。
・OneToOne
・データ収集からデータ活用へ
・DMP(データマネジメントプラットフォーム)

・動画コンテンツ
・オムニチャネル
・IoT/SoT(Internet of Things/Smartphone of Things)



では、各サイトがどのようなキーワードを挙げているか見て行きたいと思います。


<広告業界から>
業界人間ベム「2015年 広告マーケティング業界7つの予測」
http://g-yokai.com/2015/01/2015.php
データプロバイダーによるエージェンシー設立(買収)が始まる年
オンラインビデオマーケティングの本格化と日本版マルチチャンネルネットワークが登場する年
・SIer主導の本格的プライベートDMPと「シナリオ設計」人材開発が始まる年
オウンドメディア戦略が変質する年
・3rdパーティデータとしてのTV視聴データの流通する年
・キャンペーン型(送り手のタイミング)から通期型(受け手である消費者のタイミング)へのマーケティングコストのシフト
・エージェンシーのプライベートマーケットプレイスと広告配信結果データ格納合戦開始の年

個人的には「シナリオ設計」が気になります。基本的に難しそう。

<ソーシャルマーケティングから>
ソーシャルメディアマーケティングラボ「企業のソーシャルメディア活用はどうなる?2015年のマーケティングトレンドから考える7つのポイント」
http://smmlab.jp/?p=37000
データ活用待ったなし
・「個客化」データで、よりパーソナライズされたリアルタイムなOne to One
・広告はオムニチャネル・アドバタイジングへ
・広告配信の最適化だけに留まらないDMP活用
ノンバーバル(非言語)なコンテンツで何を語るか?どう伝えるか?
・コンテンツ流通のカギはネイティブ広告とハッシュタグ活用?!
・マーケティングメディアとして統合され、ソーシャルメディアはより戦略的な活用へ


ハッシュタグの活用が気になります。

<海外ECサイトから>
LIVE!COMMERCE「2015年マーケティングトレンド予想」
http://www.live-commerce.com/ecommerce-blog/marketing-trend-2015/#.VM4iBO2AYm8
コンテンツマーケティングの人気は上がる一方
マーケティングデータの使用
マーケティングノイズの上昇
・ゲストブログの低下
動画の取り組み
・マーケティングソフトウェア取得
個性化
マイクロターゲティング細分化
モバイルが過半数を占める時代
オンラインアド出費の上昇


<デジタルマーケティングから>
アドタイ「2015年のマーケティングのトレンドを占う」
http://www.advertimes.com/20150107/article179489/
・すべてを包括する“マーケティング4.0の進行”
・コンテンツ、インバウンド、MAを集約する次世代オウンドメディアの登場
データ収集・デジタルツールの導入フェーズから運用・活用フェーズ


<コンテンツマーケティングから>
SEO Japan「2015年版 究極のマーケティングチェックリスト」
http://www.seojapan.com/blog/ultimate-marketing-checklist
・過去の成果を分析する。
・2015年以降の会社のビジョンを特定する。
・ターゲットのマーケットを理解する。
・競合の状況を確認する。
・製品ラインを評価する。
・セールスのプロセスを管理する(B2Cの会社も)。
・2015年のマーケティングプランを策定する。
・セールスのプロセスを支援する2015年のコンテンツマーケティング戦略を決める。
ソーシャルメディアの存在を拡大および強化して、トラフィックとセールスを増やす。
・ブランド強化を継続して行う。
・マーケティングを検索(& ソーシャルメディア)を考慮して最適化する。
・補足の広告を加える。
・従業員に権限を与え、事業の目標達成に貢献してもらう。
・テクノロジーが最新の状態であることを裏付ける。
・マーケティングの成果を計測する。

なんだか大量ですが、至極、当たり前です。納得できます。
でも、出来ない、出来る状態にない企業も多いのではないでしょうか。

<ウェブデザインから>
DEMO「2015年WEBデザイントレンド予想!」
https://www.demo.co.jp/blog/archives/773/
・普及していくフラットデザイン
レスポンシブデザインの進化
・ゴーストボタン
・大きな画像を使用したデザイン&フルスクリーン動画
シングルページ&パララックスの進化
・大胆なタイポグラフィーの普及


<テクノロジーから>
freshtrax「2015年に予想される13のテクノロジートレンド」
http://blog.btrax.com/jp/2015/01/12/2015-tech/
・自撮りツールが進化
ソーシャルメディアの変革
・コネクテットプラットフォームの市場拡大
・スマホのコントロールデバイス化
・長持ちバッテリーと非接触充電
・ハードウェアにおける中国の重要性
・それぞれのユーザーに合わせたパーソナルサービスの拡大
・全てがオンデマンドの方向性に
オンライン動画の多様化
・空飛ぶDroneの普及拡大
ビッグデータの活用シーンの拡大
・ロボットテクノロジーが身近な存在に
・ユーザーの主流はミレニアル世代とジェネレーションZ



様々な角度から2015年のトレンド予想を見てみました。
改めて挙げてみますが、これらがキーワードになりそうです。

・OneToOne
・データ収集からデータ活用へ
・DMP(データマネジメントプラットフォーム)

・動画コンテンツ
・オムニチャネル
・IoT/SoT(Internet of Things/Smartphone of Things)


このうち いくつ取り上げられるでしょうか。
できるだけ多くをこのブログで書いていきたいと思います。