小樽市を事例にしつつ、
人口、
観光、
自治体比較マップの3メニューの紹介です。
最後の自治体比較マップですが、ボリューミーなので
3回にわけてお伝えしています。今回が
2回目です。
1回目はこちら。
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の使い方~自治体比較マップ1/3(小樽市を例に)
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/resas13.html)
以下のように進めていきます。
<1回目>
経済構造 企業数
経済構造 事業所数
経済構造 製造品出荷額等
経済構造 付加価値額(企業単位)
経済構造 労働生産性(企業単位)
<2回目>
企業活動 創業比率
企業活動 黒字赤字企業比率
企業活動 従業者数(事業所単位)
労働環境 有効求人倍率
労働環境 一人当たり賃金
<3回目>
地方財政 一人当たり地方税
地方財政 一人当たり市町村民税法人分
地方財政 一人当たり固定資産税
ということで、
企業活動と
労働環境です。
創業比率
企業活動の創業比率です。『都道府県・市区町村単位で、創業比率を見ることができます。』
ここでいう創業比率とは『ある特定の期間において、「[1]新設事業所(又は企業)を
平均にならした数」の「[2]期首において既に存在していた事務所(又は企業)」
に対する割合であり、[1]/[2]で求める。廃業率も同様である』とあります。
メニューで
創業比率を選ぶと、まず全国マップが表示されます。
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創業比率(全国) |
市区町村単位で表示するを選び、小樽市を指定します。
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創業比率(小樽市) |
グラフを表示します。
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創業比率(グラフ) |
函館市と比較します。
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創業比率(函館市比較) |
北海道内と全国市区町村でのランキングです。
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創業比率(ランキング) |
黒字赤字企業比率
続いて、
黒字赤字企業比率です。『都道府県・市区町村単位で、産業(大分類・中分類)別の黒字赤字企業比率(営業利益ベース)を見ることができます。』
黒字赤字企業比率とは、『営業利益ベースでの、黒字企業と赤字企業の割合をいう。』
メニューから
黒字赤字企業比率を選びます。全国マップが表示されます。
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黒字赤字企業比率(全国) |
市区町村単位で表示するを選び、小樽市を指定します。
全国マップで見た時とマップの色の範囲が違うので、ちょっと誤解しそうです。
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黒字赤字企業比率(小樽市) |
グラフを表示します。
これは思っていた以上に平均に近かったですね。
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黒字赤字企業比率(グラフ) |
函館市と比較します。
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黒字赤字企業比較(函館市比較) |
北海道内と全国市区町村でのランキングです。
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黒字赤字企業比較(ランキング) |
従業者数(事業所単位)
従業者数です。『都道府県・市区町村単位で、産業(大分類・中分類)別の従業者数を
見ることができます。』
従業者数(事業所単位)とは、『会社と個人事業所において、当該事業所に所属し、
かつ賃金・給与(現物給与を含む)を支給されて業務に従事している人の数をいう。』
メニューから
従業者数(事業所単位)を選びます。全国マップが表示されます。
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従業者数(全国) |
市区町村単位で表示するを選び、小樽市を指定します。
この数字はなんかピンと来ないです。就業者人口みたいな感じですかね。
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従業者数(小樽市) |
グラフを表示します。
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従業者数(グラフ) |
函館市と比較します。気づいた、人口当たりで見ないと意味ないのかも。
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従業者数(函館市比較) |
北海道内と全国市区町村でのランキングです。
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従業者数(ランキング) |
ここからは
労働環境です。
有効求人倍率
まず有効求人倍率です。『都道府県単位で、産業(大分類・中分類)別の有効求人倍率を
把握することができます。』
有効求人倍率とは、『月間有効求人数÷月間有効求職者数をいう。値が1を超える場合は、
求職者数よりも求人数の方が多く、人出が足りていないことを示している。』
メニューから
有効求人倍率を選びます。全国マップを表示します。
市区町村別には見れないので、
北海道で見ていきます。
はい、北海道は
0.76倍で
職不足です。
働きたくても働けない人がいるということですよね。
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有効求人倍率(全国) |
グラフを表示します。
全国平均は1に近いようです。
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有効求人倍率」(グラフ) |
北海道との比較は、
「福岡県」にします!
2011年は福岡県のほうが高いですが、現在は同じくらいのようです。
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有効求人倍率(福岡県比較) |
全国ランキングです。
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有効求人倍率(ランキング) |
一人あたり賃金
今回最後の一人あたり賃金です。『都道府県単位で、産業(大分類・中分類)別の
一人あたり賃金を年齢階級別に見ることができます。』
一人あたり賃金とは、『所定内給与額(月単位)×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額
で算出した賃金をいう。』
メニューから
一人あたり賃金を選びます。
北海道は
373万円です。関東から関西にかけて色が濃いですねー。高いんですね(笑)
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一人あたり賃金(全国) |
グラフを表示します。
全国平均と比べると残酷ですね。北海道。約20万円ほど差があります。
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一人あたり賃金(グラフ) |
福岡県と比較します。
もともと全国平均よりも高いんですね。2012年から上昇しています。
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一人あたり賃金(福岡県比較) |
全国ランキングです。
31位。北海道やばいですね。さみしいですね。
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一人あたり賃金(ランキング) |
今回はここまで、次回は「
地方財政」を紹介します。
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<これまでのRESAS関連の記事>
地域経済分析システム RESAS(リーサス)が4月21日からスタートしました!
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas421.html)
地域経済分析システムRESAS(リーサス)で小樽市を分析してみた!(4/27追記)
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas.html)
(続き)地域経済分析システムRESAS(リーサス)で小樽市を分析してみた!
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas_26.html)
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の使い方~観光マップ(小樽市を例に)
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/resas.html)
上司の小田一弥は札幌市を分析しています。
(速報!!)「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」がリリース!
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas.html)
札幌市の人口データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」でゴニョゴニョしてみた。
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_23.html)
札幌市の観光データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」で見ると・・・
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_25.html)
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済構造編
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_26.html)
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済活動等編
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_96.html)
北見市人口データを地域経済分析システム(リーサス)で覗いてみた。
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post_3.html)
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RESAS ※Chrome推奨
(https://resas.go.jp)
RESAS 操作マニュアル ※こちらはFirefoxでも見れました。
(https://resas.go.jp/manual/#/13/13101)