2015年8月28日

【今週日曜日開催】小野や稲本と触れ合えるかも!コンサドーレ札幌ハーフタイムパーティー2015

公式戦は2週間ないこの時期ですが、
楽しみなイベント開催が近づいてきました。

ハーフタイムパーティー!

今年行ければ、たしか3回目の参加になるはず。
行くたびに、やっぱりコンサドーレ好きだなー、札幌で良かったと思えるイベントです。

コアなサポーターが多いのだとは思いますが、
実はライトなサポーターにこそ、来てもらいたいイベントだと思います。
なぜって、選手との距離が近い

どんなイベントなのか紹介しようと思います。


ハーフタイムパーティーってなに?


2010年のワールドカップによる中断期間から始まった、イベント。

今年で6回目、たぶん。

今年は天皇杯によるJ2中断期間に行われます。

選手企画のイベントがあったり、出店があったり、
選手が出店の接客をしたり、突如サイン会が始まったり、
社長と監督チームによるサッカー大会があったり。
とにかく楽しく、平和なイベントです。


いつどこであるの?


今年は、8月30日(日)12:00~14:00です。
開場は11:00。

場所は、宮の沢白い恋人サッカー場
石屋製菓の白い恋人パーク横です。


具体的になにがあるの?


こんなにあります!

  • みんなで準備体操
  • みんなでサッカー
  • PK対決
  • キックターゲット
  • シュートスピード
  • フリーキックの壁体験
  • AED講習会
  • ドッジビー
  • 「チームNONO vs チーム YOMO」ガチンコ対決・・・野々村社長と四方田監督それぞれのチームにわかれてサッカー対決!
  • オフィシャルショップCONSA BASE「一日店長」
  • クラブハウス見学・・・クラブコンサドーレ(ファンクラブ)会員限定
  • レストランおうるずコラボ企画 石井謙伍プロデュースパスタ
  • 大抽選会・・・1回500円空くじなし!これきっと選手が接客してくれるはず。
  • ハーフタイムパーティ限定オリジナルグッズ販売
  • Kappa物販ブース
  • 美唄市&JAびばい物販ブース
  • EZOCAブース
  • 銀座山形屋ブース
  • ほくせん「サポーターズカード」ブース
  • 西の商店会ブース
  • 厚別から出張販売


入場料は?


なんと、タダ!

無料です。
これだけイベントがあって、選手と触れ合えて、無料ですよ。

このイベント時だけではなく、
宮の沢白い恋人サッカー場は、コンサドーレの練習場で
通常時も無料で入れます。選手を間近に見放題なんですよ。
ちょっと待っていればサインなんかもしてくれます。

ほんとに楽しいの?(2014年の様子)


サポーターだから、そう言ってるだけでしょ?とお思いの方もいるでしょう。
昨年の様子を紹介しますので、それで判断してください。

全景

櫛引選手と奈良選手による野菜売り

荒野選手と内山選手によるチャリティーオークション

小野選手による松山光プロジェクトブース

吉原宏太さんによる子供サッカー教室

チームNONO vs チームZAI サッカー対決

選手挨拶(古田のレンタル移籍発表は驚きでした)

小野伸二選手にサインもらったー!

てな感じです。
楽しそうでしょ?
試合に行きたいけどと迷ってる方、
まずハーフタイムパーティーに来てコンサドーレの良さを感じてみてください!


詳しくはこちら


【コンサドーレ札幌ハーフタイムパーティ2015】開催のお知らせ
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2015076507/

【コンサドーレ札幌ハーフタイムパーティ2015】イベント内容について
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2015087641/


これまでのコンサドーレ関連の投稿


【後編:クラブ経営】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/08/815_20.html

【前編】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/08/815.html

1時間300円で楽しめる8月15日のコンサドーレ札幌vsファジアーノ岡山戦はイベント盛りだくさん!
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/08/1300815vs.html

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【ユニ着ていくか迷っている方へ】家からユニフォームを着てアウェイに行く理由
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コンサドーレサポーターのエンゲージメント率は20倍! ブログをはじめて半年、最終日に起きたこと。
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サポーターへの後押しは、小野伸二と私(あなた)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/06/blog-post_30.html

上司ファミリーを今日コンサドーレの試合に連れて行くのに伝えたいこと
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/06/blog-post_29.html

試合中の時間表示追加で観戦者満足度が大幅にUP!札幌ドームの大型ビジョンが改善
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/06/up.html

Irfan Bachdim's First Game in J.League! イルファン・バフディムJリーグデビュー!
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/irfan-bachdims-first-game-in-jleague.html

札幌ドーム展望台行ったことありますか?GWのイベントにもいかがですか。
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[札幌UX#005] コンサドーレのホーム開幕戦をカスタマージャーニー的に振り返る
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux005.html

[札幌UX#004] スポーツUXの可能性
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux004-ux.html

[札幌UX#003] 2015年明治安田生命J2リーグ札幌開幕勝利記念 「コンサドーレ札幌UX」
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux003-2015j2-ux.html

2015年8月20日

【後編:クラブ経営】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)

コンサドーレ札幌は8月15日のファジアーノ岡山戦の前、
朝9時から試合が行われる札幌ドームで、
野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」という集会を開きました。

前編として「今シーズンの振返り」と「質問への回答」をまとめました。

【前編】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/08/815.html

今回は残り半分の、「クラブ経営」と「その場でのQ&A」について書いていきます。
ていうかまた、書き起こします!


改めて、どういう会だったのか?


8月15日 野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会 開催のお知らせ
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2015087076/

8月6日〜12日にSNSで質問を募集し、
その中でTwitterであればリツイートが多かったもの、
Facebookであればいいねが多かったものに社長が答える。

Twitterでは「#野々村社長に質問」で見ると、どんな質問がされていたか見ることができます。


ということで、後半戦スタートです。
若手選手の合コン話の続きです。

開場到着時の野々村社長


クラブ経営について


コンサドーレ札幌のクラブ経営

クラブ経営パートスタート!

コンサドーレは強化費4億のまだまだ小さいクラブ。
ジャイキリをしていくことは変わらない。
J1昇格の2011年、債務超過はできない状況にあった。
昇格しても強化費はダウン予算という状況にあった。

”ここからクラブの現状とこれからをお話したいと思います。
これって例えばふらっとコンサドーレの試合を見に来るっていう感覚、
ライトな人たちには全く関係ない話だと思うんだけど、
みなさんと一緒にクラブを作っていくというスタンスで
コンサドーレはあるべきだと思うので、もう一回確認になるところもあるけど、
みんなで足並みを揃える上で、コンサドーレの歴史も踏まえて見て行きたい。”


ジャイアントキリング


ジャイアントキリング

”やっぱりおれらはまだまだちっちゃなクラブで、
どんどん大きくなりながら強いクラブを倒していかなければならない、
ということに関してはなんとなくみなさん分かってくれているかなと思います。”


札幌と似たクラブと予算

”今日はたまたま相手が岡山ということもあるので、
現状の立ち位置を数字で見てもらいたいんです。
これは去年の数字です。今年の数字はまだ出ていないので。
だいたい同じくらいの規模のクラブだなと思うのは、
今日の岡山だったり横浜FCだったりする。
強化費はうちより1億円くらい多く使っているんですけど。
ていうところがライバル。ライバルというか似たような状況のクラブ。
右の4つはJ2ではあるけど圧倒的にでっかいクラブということになります。
強化費のところで見てもらえば、コンサドーレが4億円に対して、
磐田、大宮、セレッソは17億、14億。
ていうような相手にどうやって勝っていくのか。”


8/15試合前の順位

”だいたいそういうチーム、右の方にあったでっかいクラブ、
普通にそうなっていくわけです。”


そもそも何故強化費が少ないのか


そもそも何故強化費が少ないのか


”で、なんでコンサドーレってそもそも強化費が
いつまで経っても増えないんだということですけど。
コンサドーレ20年やってますよね。
いい時もあったなっていう感覚を持ってる人たちも中にはいると思う。
それはどんなことが20年間あったかというと。”


これまでの経営

マイナスを気にしなかった、身の丈経営とほど遠かった、96年〜03年の経営
自治体の補助金に頼った、04〜08年の経営
大型移籍金に頼った、09〜11年の経営

”この20年間をざっくりと3つにわけることができるんですね。
チームが出来た96年から2003年くらいまでの間というのは、
30億円をマイナスしてもいいやぐらいな、
収支はまったく考えないくらい選手にお金を使ってきた。
うまく行ったシーズンもあればそうじゃないシーズンもあるんですけど。
ただマイナスを気にする必要がなかったとは言わないけど、気にしなかった時期。
2番目が2004年から2008年くらいのシーズンは北海道や札幌市からの
補助金もあったりして、補助金だけでも2.5億くらいは毎年あったんですね。
プラスこの頃、山瀬とか今野とか、国内の移籍金も高かったので
1億、2億という収入もたまたまあった。
2008年、2009年に関しては某家具メーカーもスポンサーを2年間
やってくれていたりしてそこで2億円くらいあった。
マイナスになるシーズンも多いんですけど、まあまあ使えた。
最近の3番目ですけど、2009年から2011年どうだったかというと、
2008年の時点で大きな補助金とか移籍金とかなくなったわけですよね。
本当にもうこの頃から、終わりに近いような感じだったんですよ。
だけど、ダヴィとかダニルソン、大伍とか。
この3年間で移籍金だけで7億円近く収入があったんです。
言ってみれば特別な収入ですよね。
僕はこのシーズンでクラブがもう本当に潰れる、または潰れるくらいまで
行かなかったのは強化スタッフのおかげだと、こっちに入ってから思いました。
いよいよ11年になってダニルソンの移籍金も使い切っちゃって、
12年どうにもならない状況になるはずだったんですけど。
11年に昇格したんですよね。J1に昇格するとJリーグから分配金も増えたり、
実際にお客さんも増えたりして、なんとか12年は維持できたんだけれども、
これは表にないですけど、11年J2のときに3位で上がるじゃないですか、
そのときに使った強化費はだいたい4.6億円くらい。
12年はJ1に上がったにも関わらず、次のシーズンは4.5億。
その前の年よりも少ない金額で、あの十数億円のクラブたちに戦えるようなチームは、
結果論かもしれないけど、数字的には不可能な状況をクラブはつくってしまっていた。”


クラブライセンス制度


債務超過必須

”今はもうクラブライセンスの問題もあって、債務超過になったら一発アウトだし、
現状赤字を出すようなお金の使い方は基本的にはできないという状況を
11年、12年でコンサドーレは迎えていた。”


2013年の強化費予算は1.9億円

”ここからは今までも話していないような数字ですけど、
僕が社長になりそうだってなったのが12年の12月頭くらいなんですね。
そのときに三上に一番最初に言われたのは、
今、来年は強化費を1.9億でやらないといけないような状況になっている、と。
1.9億ってどういう感じかというとトップチーム少なく見ても
スタッフ含めて50人くらい、だいたい300何十万円の選手たちを揃えないといけない
当時の状況だと、例えば複数年契約をしていた、
内村とか宮澤とか前田とか河合竜二とか、そういう選手たちには
契約はあるんだけど、今のうちではもうどうにもならないよという
ことをしないといけないくらいの状況になりそうだったということ。
もしあのままやっていたら強化費2億円ってどういう感じかというと。”


強化費2億円のチーム

”今のJ2の中でこういうチームになってしまっていたとしたら
J2残留を争うようなことしかできない。”


現在の残留争い

”だいたい今のチームはこんな感じです。
あんまり金だけで決まるとは思わないという気持ちは僕の中にあるけれども
現実そういうクラブになりそうだった。
そこまでコンサドーレって落ちてきちゃっていたんですよね。”


身の丈経営はBEST? 理想の経営は?


身の丈経営は

1.9億円では魅力的なクラブに見せられない。
2013年にみんなで力を合わせて稼いで3億円にすることができた。

”でなんで1.9億円までしなきゃいけないとクラブは判断したかというと、
やっぱり身の丈にあった経営赤字を出さないということになると
そのくらいのお金しか使えないということを選択しようとしていたんですけど。
僕は全然そういう選択をしようとは思わなかったので
なんとかみんなで力を合わせて稼いでいこうよということで、
1.9億円になりそうだったのを13年には3億円でトライをしました。
もしそこで小さなクラブとして生きていこうという選択をしたとしたら
他のクラブや地域からすると、あのクラブが強そうとか魅力的だと思うことが
なくなっていっちゃうあそこのチームに行きたいなと思う選手が少なくなる
ということは、圧倒的にクラブにとってマイナスなので。”

全員で必死に目標を追う経営

総収入は右肩上がり

”これは手前味噌かもしれないけど、足りないところもあるかもしれないですけど、
13年からは3億、4億、5億と売上を上げながら強化費を上げるということを
本当によくやってくれているなと思っています。”

スター選手の獲得

”終わりかけた中での伸二とかイナとかを取りながら
上を目指せるような空気を持ちながら
債務超過も解消できて、クラブは続いていくんですけど、
それでもジャイキリの状態は変わらないわけですよね。”

昇格ラインは

”じゃあどうするか。
みなさんと同じ思いだと思うんですけど、昇格できないし、定着できないじゃないって。
どうやったら昇格できるのかっていうことですけど。”

札幌の課題

”今の強化費5億円くらいでやっていると、
多分10年に1回とか5年に1回くらいは昇格できると思います。
だけど、落ちるんですよ。”


2015年予算と将来予算


2015年の広告収入は過去最高。
プラス4〜5000人の入場者を目指す。
J1に定着するには、まだ足りない。

”でも、そういうクラブにはしたくないので上がって
どうやって定着できるかということを考えると、
左は今季の推移していく数字、将来の予算って書いてあるんですけど
だいたい5年後くらいにはこれくらいの規模のクラブにしていかなければいけないし、
そうしていきたいと思います。
今年広告6億4千万くらいなんですけど、コンサドーレの20年の中でもうMAXです。
某家具メーカーがいたときよりも、ここまで協力してくれる人たちは増えてきています。
見る通り入場料収入をどれだけしっかり増やしていくかということをやらないと、
グッズにしたり広告だったりも増えていかないので2億円くらい増やさないといけない。
2億円増やすというのはどのくらいかというと、だいたい今シーズンより
プラス4000〜5000人の入場者に常に入ってもらえるようなゲームにしないと、
そういうクラブにはできない。しっかり定着できるようなクラブ
しっかり定着できると言いましたけど、それでも足りないんですよ。”


J1で定着できているチーム


新潟、仙台にできてるんだから、札幌にできないのはおかしい。
鳥栖も小さいクラブでも定着できる姿を見せてくれている。

新潟とか仙台は札幌と同じような地方の都市でなおかつ、
1社で10億くらい出すようなスポンサーがないけれども
J1で定着できているクラブですよね。
それでもJ1の平均からすると強化費はまだまだ少ないんだけれども、やりようによっては
幌もこのくらいまで行けないとおかしいよねっていう風に僕は思う。
一方で鳥栖、J1でも小さなクラブでも定着できるんじゃないかという姿を
見せているクラブですよね。
コンサドーレが上がった時、上がったけれど4.5億くらいでJ1を戦ったわけです。
そのときに2番目に少なかったのが鳥栖で6億円。
6億円で残ったのは本当に素晴らしいと思うんですけど次の年も同じ6億円で
やっていたとしたら、たぶんここにはいないと思うんですよね。
彼らはその後に、ここにあるように10億円以上の強化費を使えるような
クラブになっている。
簡単な話、あのとき豊田がいて残すためにはあのくらいの費用を使わないと残せない
わけですよ。もし他のチームに抜かれていたとしたらおそらく残っていけない。
だから資金が大事だというのはプロのサッカーである以上、
はっきり現れると思うんですね。
鳥栖はあれだけ使っても2〜3億円は赤字出してるんですけど、
たぶんそれでも資本にゆとりがあるので
クラブライセンスにはすぐに影響するようなことではないんだと思います。
途中でスタジアムの話しましたけど、鳥栖が19億円の収入に対して12億円使えて、
なんでコンサドーレは20億の収入に対して9億円かということですけど、
やっぱりスタジアムの使用料とか試合運営経費は2億円くらいの差には
なってしまっている。なのでさっきの話とリンクしますけど、
理想的なものができるとしたら今の状況でも強化費に
1〜2億回すようなことはできるのかなと思います。”


理想を現実にするために。


2016年の経営

クラブ総収入アップ


来季J1昇格だったら5億、J2でも3億クラブ総収入を増やす。
1億は選手強化費にし、将来日本代表になりそうなFWを獲得したい。
2億の新スポンサー?

”じゃあクラブの理想を現実にするためにはということを話します。
来季の話になります。
あくまでも例えばJ2だった場合、クラブ総収入を3億円くらい増やします。
J1にあがった場合は5億円増やします。ていうようなトライをしたい。
3億円のうち1億円くらいは選手の強化費に使いたい。
どんな選手を取るかというのは僕だけで決められることではなくて、
監督、強化スタッフと話をしていかないといけないんだけど。
僕の意見では、コンサドーレのアカデミーからは育ってこないような選手というのは
大体前にいるクオリティのある、点に絡めるような選手は、今までも
なかなか育てれていないんですよね。
そういう若い選手で将来日本代表になっていけそうな選手をとりたいなと
個人的には思っています。誰とか言うのはちょっとあれですけど。
3億円という数字の根拠ですけど、まだ確定した話ではないですけど、
ある企業と一緒に組むことで2億円くらいを一緒にやっていこうと協力していこう
という話を今詰めている段階です。”


過去最大のプロモーション予算


過去最大のプロモーション予算

ライトな人たちを呼ぶためにプロモーション。
ゲームあること知ってるのも札幌近隣に住む人の1%ほどなんじゃないか。
日常でコンサドーレに接する機会を増やしていく。

”3億円のうち強化に使うものと、あとはプロモーションに1億円くらいを使っていきたい
やっぱり入場料を増やすということは普段あんまりコンサドーレの情報に接していない
ライトな人たちをどれだけ呼ぶかっていうことが大事なわけですよね。
僕の感覚としては、例えば今日15日14時からゲームがあるということを知っている、
札幌周辺の200万人のうち何人くらいいるかというと、
感覚的には2万人いるかいないかくらいだと思う。
それを5万人、10万人に増やさない限り、みんなと作っている良い空気はあるんだけど、
新しい人に伝わらないんですよ。
プロモーション費って今までどれくらい使っているかというと、
削って削ってという経営をしてこなきゃいけなかったので
年間1千万円くらいしか使えていない。
コンサドーレの第1期の頃は5年間で4〜5億くらい使っている。
その使い方何に使ったのかわからないですけど。
もう一回ここで多くの人に日常でコンサドーレに接する機会を増やしてもらうために、
例えばメディア、メディアもお金を払わないでやってもらいたいんですけど、
お金を払ってでもやってもらう方針でやっていこうかなと考えています。”

2016年攻めの経営

”とにかく上に上に大きく大きく、攻めの経営をと書いてますけど、
んなことをやっていきたい。
僕らはこういうトライを来年しますと今お話しましたけど、
最後に皆さんにパートナーとして大きく2つお願いをしたいと思います。”


サポーターの皆様に2つのお願い


サポーターへの2つのお願い


2つのお願い

”1個は選手最大のパフォーマンスをどうしたら引き出せるかということを
今まで同様、今まで以上に、クラブの現状を踏まえた上でお願いをしたい。
2つ目は、クラブ力の向上
これはもっともっと大きくなることに協力して欲しいということ。”


いかに差を埋めるか

選手のパフォーマンスを最大にすることで差を埋める。
最大化のためには、クラブの仕事とサポーターの力が必要。
クラブが人ライト層を呼ぶ、サポーターはスタジアムの雰囲気作り。
みんなで作っていくコンサドーレ。
北海道の人にスポーツ、サッカーの価値を認めてもらう。

”具体的にどういうイメージかというと、今日の話も含めて共有して欲しいんですけど、
J2の中でライバルになるクラブはでっかいクラブになるんですよね。
コンサドーレは立ち位置としては青いグラフの4.5と書いてあるところ。
昇格ラインは9、これはあくまでも僕の感覚ですけど、今年に関しては、
だいたいシーズンで9億円の価値を示すことができたクラブが昇格できると
思ってもらえればいい

コンサドーレはどうやったらそこに届くかというと、
選手が持っているパフォーマンスを最大に出せたなら僕はあの赤丸は埋まると
思っているし、そういう選手たちの場も揃っている。
あの差を埋めるために選手を頑張らせてあげるような雰囲気作り
もう一回お願いしたい。
ダメなことももちろんあると思うんだけど、ダメだろお前らと言われても
できる選手たちなら、言ってくれて構わないんだけど、決して甘やかせてということ
ではなくて、最大値をどうやったら引き出せるかということを考えると
やっぱりすごい良い雰囲気だなということを選手たちにも思ってもらえるような
雰囲気作りを改めてお願いをしたい。

今年に限らずだけど、ずっとジャイキリを起こしていかないといけないという
チームの状況を考えるとそのスタンスがなくなっちゃたら勝つチャンスは
絶対的に低くなると思うので、そこのところはお願いしたい。

クラブ力をどう向上していくかということ、今日話した中で、
今は4.5しか強化費を積めるようにしかなっていないけど、少しづつでも上向いているので
なんとか緑のところを埋めていこうよというのが、僕らの仕事なんだけども、
そこにもぜひ協力をしてもらいたい。
どういうことかというと多分今までもいろんな人に声をかけて一緒に見に行こうよと
誘ってくれたと思うんですよね。
そのときの誘った人たちのリアクションがコンサドーレの情報を何も持っていない人だと
ここまで来るハードルは相当高いと思うんですよ。
だけど来年はプロモーションにお金をかけて多くの露出をしようと思うので
ある程度の人たちにはなんとなくコンサドーレのことを身近に感じてもらえるように
なると思う。
今一度多くの人を仲間に取り込むというようなことも一緒にやってもらいたい。
プラス、僕よく言っていると思いますけど、初めて来るまたはライトな人たちが何を
見ていいなと思うかというと、勝った負けたはもちろんあるけど、
サポーターと一緒になって前に向かってすごい良い雰囲気だなと見せること
こちら側に引き込んで行くことであるというのは間違いない。
ライトな人たちを僕らは呼ぶので、また来たいなと思わせるような雰囲気作りを
選手の最大のパフォーマンスを伸ばすということと同じようにやっていってもらいたい
この2つが最終的にはみなさんに伝えたい大きなことです。

若い選手を一緒に育てていきたい、理想を言えば今の若い選手が着実に伸びて、
クラブも4億から9億になってということをやりたいんだけど、現実問題、
選手もセレクトされるようなことも当然あると思う。
理想としては今の選手達と一緒にクラブも大きくなっていければいいなと思っています。
いつも言いますけど、みんなで作っていくのがサッカークラブで、コンサドーレ
と思うのと、
サッカーの価値がなかなかまだ認められていないところがあると思うんですよね。
サッカーの価値=スポーツを地域の人達で作っていく価値がまだまだ北海道では
認められていないところがあると思うので
チームの勝ち負けはもちろんですけど、その価値をみなさんと一緒に多くの北海道の人に認めてもらえること目標にしながら一緒にやっていっていただけたらな
という風に本当に思っています。
ここまでが今日僕の方で伝えたいことになります。”


皆さんとつくるクラブ。皆さんと一緒に理想のクラブへ。
(ごめんなさい、肝心の写真がボケてました)

”10時半までということなのでまだ20分くらい時間があるので、
今日の話でわからないこと、または別の話でこれどうなってるんだということ聞きたいことがあればなんでも質問に答えます!”


クラブ経営についてはここまで、このあと質疑応答へと続きます。
ドーム運営の人に急かされながら、まだできるでしょ!を連呼しながら
進行していた野々村社長の姿が印象的でした。


改めて、書き起こして思いました。
これだけ紆余曲折しても、潰れずに残っている、それを間近で見ていた、
クラブの努力を感じていたからこそ、サポーター続けられるんだなと。
だって苦しかった2011年〜2013年印象に残ってますもん。
本当に野々村社長ありがとうございます!


えーっと、質問コーナーも含めて、後編にしようと思ったのですが
やっぱり力尽きました。ごめんなさい。
また次にしたいと思います。


前編はこちら


【前編】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/08/815.html


(8/23更新) 公式動画はこちら


8月21日にコンサドーレから公式動画が公開されました!「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会2015」




ライトサポーター、上司の投稿


「ファンベースで伝える大切さ」を認識した「はじめてのコンサドーレ観戦」
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/06/blog-post_30.html

【コンサドーレは何番手?】J2全22チームHPのアクセス数や「どんな人か」を調べてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/07/j222hp.html

(R言語)readHTMLTable関数でJ2の順位を音速で抜き出す。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/07/rreadhtmltablej2.html


これまでのコンサドーレ関連の投稿


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サポーターへの後押しは、小野伸二と私(あなた)
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上司ファミリーを今日コンサドーレの試合に連れて行くのに伝えたいこと
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試合中の時間表示追加で観戦者満足度が大幅にUP!札幌ドームの大型ビジョンが改善
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札幌ドーム展望台行ったことありますか?GWのイベントにもいかがですか。
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/gw.html

[札幌UX#005] コンサドーレのホーム開幕戦をカスタマージャーニー的に振り返る
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux005.html

[札幌UX#004] スポーツUXの可能性
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux004-ux.html

[札幌UX#003] 2015年明治安田生命J2リーグ札幌開幕勝利記念 「コンサドーレ札幌UX」
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/03/ux003-2015j2-ux.html

2015年8月16日

【前編】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)

前日に8月15日のファジアーノ岡山戦のイベントをまとめて書き
せっかく早起きして、「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」
にも出席したので、帰ったらまとめよう!

と思っていたら、さすがアシシさん
90分後にまとめましたと。

野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会に参加してきました
http://atsushi2010.com/archives/6092

ポイント抑えてますよね。

同じことをしてもしょうがないので
もっと細かく載せます!
と思っていたらほとんど書き起こしてました。


どういう会だったか?


8月15日 野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会 開催のお知らせ
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2015087076/

8月6日〜12日にSNSで質問を募集し、
その中でTwitterであればリツイートが多かったもの、
Facebookであればいいねが多かったものに社長が答える。

Twitterでは「#野々村社長に質問」で見ると、どんな質問がされていたか見ることができます。
ていうか、これ残り続けるよね。

これは聞きに行かなければ!


集合場所への誘導


張り紙がありました。
「コンサドーレ札幌を考える会」

入り口を示す張り紙


集合場所到着


すでに行列ができていました。

入場待ちの行列

そして看板まで設置。
「野々村とコンサドーレ札幌を考える会」
このタイトルに意味があると思うのでしつこく載せています(笑)

看板まで作ったんですね


会場到着というか着席


ドームでこんな機会をつくるなんて、おもしろいです。

入場。着席。

そして、ビジョンにはスライドが。
「コンサドーレ札幌の未来を考える会」

スライドには「コンサドーレ札幌の未来を考える会」

未来?
告知では「コンサドーレ札幌を考える会」でした。
そう、タイトルが変わっていたんです。

スタジアムDJのグッチーさんも様子を伺っていました。

グッチーさんも来てました


野々村社長、到着!


今か今かと待っていましたが、ほぼ時間通りに登場!

社長到着!


まず、挨拶からスタート。

”お盆休み、しかも朝早くに集まってきてくれたことに感謝してました。
1時間半くらい話をしようかと思っている。
終わった時にはなんとなくみなさんに伝わるかな。
チームの状況とか、監督が変わったこと、ネットであーだこーだ言われていること。
ここに来て頂いている人は就任以来言っている「サポーターを超えたパートナー」だと思っています。
その方々に今の状況を把握してもらった上で、僕の考えを共有してもらって前に進んで行こう。という趣旨でこの時間を設けさせてもらいました。”


本日の目次


本日の目次

・サッカーの振り返り
・質問への回答
・クラブ経営

冒頭から軽く驚いてました、Q&Aだけじゃないんだ!


前半戦の振り返り


2015前半戦サッカー振返り

監督をなんで変えたのか?

クオリティがある選手のマネジメントができていなかった
今の戦力を最大限に活かせていなかった
同じグループとして同じ方向に向かうため
北海道の子供たちのため

今シーズンのはじめは悪くはなかった。
財前監督にやってもらったこと、若い選手が将来的にJ1で戦力になる、
うまくならないと行けない。
ボールを持った時になにができるかをトライしてもらった。
それは確実に伸びた。伸びたけど停滞した。
停滞というのは、勝つ負けるの不安定さが抜けなかったということ。
そこまで、財前監督の持ってるいいところを使った。
そのあと、上手くなった選手を勝たせてくれるタイプの人を呼んでこようと思った。
バルさん(バルバリッチ)。
勝つか負けるかで負ける確率はだいぶ減ってきた。
引き分けが多かったのをどう評価するのかは難しい。
なんとか1点あげるところまでは来たがこれも停滞してしまった。
停滞してきた理由のひとつ、なんで監督を変えたのかということにもつながる。
僕はバルバリッチは素晴らしい監督だと今でも思っている。
思っているけど、今のうちの戦力、パーソナリティ、クオリティ、
今いる選手を活かしきってくれているかということでは
監督とクラブ側でギャップがあったのは事実。
だいぶ時間が経っているので、クラブの中でどういうことが起きているかというと、
バルさんは走れる選手を基準にサッカーをつくっていく。
クオリティのある選手がまったく評価されないという空気に
どんどんなっていってしまっていた。
例えば、伸二、前田、砂川、ナザリト。
そういうことはサッカーの現場でよくあること。
クオリティがある選手のモチベーションをどうマネジメントするかが大事。
マネジメントできないと、そういうタイプの選手たちが自分たちは評価されていないと
感じるようになりチームの一体感がだいぶ薄れてきていると感じていた。
僕の立場から直接監督と話すことはしづらい。
強化サイド、現場と話してもらっていた。
マネジメントという面でうまくいかなくなった。
監督のタイプにもよるが、ナザリトの場合、最初の7試合で5点とったが、
うまく行かなくなった理由のひとつとして、
彼のメンタルをうまくケアできなくなってしまった。
試合前に相当いろんなことを言われて、ハーフタイムにも言われて、
日本人の感覚からするとそれは言いすぎでしょっていうくらい。
ゲーム終わってからも言われる。
もうおれやりたくないという感じになってしまった。
そこをサポートするスタッフも居るが、ひとつひとつマネジメントできないところが
だんだん大きくなってグループとしての一体感がうすれた。
これはナザリトだけではなく、ニウドもパウロンもそう。
今の立ち位置から、今の戦力を最大限に活かしてもらわないと
勝ち上がることはできないので、
一番重要視したかったのは同じグループとして同じ方向に
向かっていけるかどうかということが足りなかったので、
四方田にお願いをしたということになりました。
いろんなことができて、能力が高いといわれる監督を連れてきてやってもらいたいけど、
そこまでの資金力はないので、それぞれの監督のいいところをつなぎ合わせながら、
だんだん結果的にチームが上に向かっていけるような流れをつくっていきたい。
そうなると半年を停滞に使うことはできないので、こういう選択にいたった。
守備的な意識をつけるというのが評価基準だったので、
戦えるけど、どうやって点をとれるかということが薄れてしまう。
薄れてきたのをどう変えていくかをなんらかの手を打たなければいけない、
のがサッカーだと思っている。

もうひとつ、コンサドーレにはアカデミーの子達、北海道の子どもたちには
目指すところにならなければいけない。
そのチームの評価基準がただ走れることだけになるのは危ないと思っている。
やっぱりクオリティを上げていくこともひとつの評価基準だということを
示し続けていかなければいけない、ということも今回の流れの中にはあります。

四方田になって何が変わるかというと、
最初の数試合はシステムも変わらないし、何が変わったのかわからないという感じの感想を持った方もいると思う。
ひとつ絶対的に変わったのは、クオリティはあるけどまったく期待されていない、
使われない感じの選手のモチベーションは上がっています。
そういう選手がゲームに出ることで多少守備のマイナスはあっても
点を取るというプラスのことは生まれる。
ツートップに変えること生きていくこと、内村がのびのびやれるようになった、
トップ下のポジションができて、菊岡、前田、伸二がゲームに出る可能性ができる。
なんらかの変化は確実に起こっている。

そんなに時間もないのでみなさんの質問に答えていきたいと思います。”

ここまで約10分強。
これだけでもかなりクリアになりました。
サッカーおもしろい、コンサドーレおもしろいです。


ここから、質問への回答


ここで回答した質問は次の7つプラス番外編

1.地方で試合を行う?北海道コンサドーレ札幌の今後は?
2.怪我人が多くないか?原因や対策は?
3.コンサドーレ強化計画 どうやって強くする?どんなサッカーを目指す?
4.四方田監督の今後は?
5.砂川選手や奈良選手などレンタル移籍中の選手の今後は?
6.理想のスタジアム。厚別改修?新スタジアム?
7.クラブの今シーズンの目標は?


一つ目の質問:地方で試合を行う?北海道コンサドーレ札幌の今後は?


一つ目の質問

来季は函館開催をしたい。
地方貢献活動はやっているがPR不足。もっとPR活動していく。
北海道の主要都市に拠点を、サッカースクールもいろんな地域で実施。

”Twitterとかいろんなもので一応多い順みたいな感じで並べています。
来年から北海道コンサドーレ札幌そういう名前に変わっていきますけど、
その今後はという話。やっぱり北海道を代表するクラブということを
しっかり世の中に見せていかなければいけない。
あくまでも僕の中では函館ではゲームをやろうと思っています。
もちろん札幌に住んでいる方は函館まで行くとか行けないとか
いろんな問題はあると思いますが、来年新幹線も函館まで通るし、
北海道のチームとしての存在感を見せ続けていかないといけないと
思っているので、やっていこうかなと考えている。
僕が勝手に決めれることではなくJリーグのクラブライセンスのルールの中で
北海道には今札幌ドームしか認められているスタジアムがないので
80%はここでやらなければいけないというルール。
例えばJ2だったら17試合ここでやらなければいけない。
残りの4試合はそれに準ずるスタジアムでやらなければいけない、
これはJリーグとかけあって実現したい。
それから質問の中でイベントを行うとかもあったんですが、
多分印象的にあんまり北海道内でイベントをやってないんじゃないかと
感じている人たちが多いのも事実だと思う。
プロ野球と比べてどうなのかというと、コンサドーレのほうが
圧倒的に出来てはいるんだけど、その辺のPR不足も含めて、
そんな印象を与えてしまっているところがあると思う。
地域貢献活動といって、選手が行ったり、ドーレくんが行ったり、僕が行ったり、
地域と一緒になんらかの活動をしている回数はJリーグにカウントして報告している。
選手とか僕らが行ってやるイベントは年間200回くらいある。
ドーレくん含めてそういう活動は年間400回くらいはやっている。
それは継続して続けながら、多くの人に伝わるようにPR活動をしていきたい。
それから北海道コンサドーレ札幌になることで、北海道の主要都市に
拠点をつくっていくという流れの中でサッカースクールをいろんな地域に
つくっていきたいということも答えのひとつ。
ほぼほぼ決まっていることとして答えれること。”


2つ目の質問:怪我人が多くないか?原因や対策は?


2つ目の質問

他と比べると多くない。
今は少しの痛みでもトライしづらい。
セウソがいることで怪我から早く戻れている。

”なんとなく多いと感じる人が多いんでしょうね。
僕も確かに自分のチームだけを見ているとなんでそんなに怪我するのよって
思いますけど、他のクラブと比べて圧倒的に多いかというと
決してそういう数字ではない。
クラブとしてはブラジルからセウソという人を呼んで、
彼は怪我をした選手を早く戻すということプラス再発をさせない
という仕事をしてくれている。
早く戻ってくるということにはそれなりの成果はあげられているかなと。
怪我が多い理由として、伸二が来た時に宮の沢のピッチが硬いんじゃないか
という報道があった、それが原因じゃないか思った方もいると思うんですけど。
決してそんなことはないです。
もしかしたら、伸二やイナみたいにヨーロッパのクラブでやっていた選手からすると
若干硬いと感じることはあるかもしれないけど、
それが直接怪我の原因になっていることはない。
プラス、伸二が来る前よりも宮の沢の整備の方に強力をいただき、
若干柔らかくなるような作業をしている。
前よりもよくなったし、前が悪かったわけでもない。
それともうひとつ、昔の選手たちからすると、
ちょっと筋肉痛とか、ちょっと痛いなと思ってもおれやります、ってやったんですね。
今の選手がなんでできなくなったかというと、MRIとか写真を撮るとその精度が
上がっているので、ちょっとして出血も写るんですね。
ドクターやトレーナーサイドからすると止めなきゃいけない。
少しの痛みでトライしていた選手もトライできづらくなっている。
長い目で見れば選手は選手寿命を伸ばすということにもつながるかもしれないですけど。”


次の質問:コンサドーレ強化計画 どうやって強くする?どんなサッカーを目指す?


3つ目の質問

北海道出身選手で6割プラスクオリティのある選手
リーダーになれる選手の育成
理想的にはどんな相手でも圧倒できるチーム
現実的には臨機応変に戦えるチーム
コンサドーレの選手評価基準は1走れる/戦える選手、2クオリティのある選手、
3チームの為に戦うことができる選手

”これはみなさんそれぞれ思っているもので、非常に難しい質問だと思っている。
難しいというのは、どういう答えを求めているのかということが
個人差があるということ。
コンサドーレのホームページにも載っている、
正直見ながら進めたこともなかったので、全部目を通してみて、
2003年に作っている強化計画書があるが、2003年当時に作ったものと
今10年以上経ったもの、Jリーグのクラブの内容もだいぶ変化しているので
来年20周年を期にしっかり見なおしてつくり直したいと思っています。
もうちょっとチームの売上と強化がしっかりリンクする形で出さないと意味が無い。
ひとつコンサドーレをどういったチームにしていきたいかというと、
色んな所で言っているので聞いたことある話だと思うんだけど、
やっぱり北海道出身選手がチームの6割くらいを占めるチームにしないと。
プラス北海道からは生まれてこなかったような選手、とくにクオリティが必要だと
思われる選手、日本人、外国人を外からとってくるということ。
もうひとつ絶対的にやらないといけないことは、リーダーになれる選手を育てること。
育てるといっても素材の問題なので、もしいなければ外からそういう選手を
連れてくるということ。
それからどんなサッカーということで、
ポセッションなのかカウンターなのか、攻撃的なのか守備的なのか
そんなことをはっきり答えて欲しいと思う人が多いのかもしれないですけど。
理想を言えば、どんな相手でも相手よりも多くボールを持って、多くシュートを打って、
勝てるような圧倒できるようなサッカーをしていきたい。
だけど今の立ち位置から強い相手にどう勝っていくかということもやらないと
いけないので守ることもできるし、攻めることもできるし
臨機応変にやれるチームをつくらないといけない。
一個だけ確信を持って言えることは、守ることをベースにしたチームをつくることは
結構簡単、そこから攻めるようなチーム、選手をつくることは非常に難しい。
だから両方をバランスよく追っていかなければいけないと思っている。
いずれにしても臨機応変に戦えるチーム、ベースになるのは、戦える選手。
コンサドーレの選手を選ぶ評価基準として、あえて3つくらい挙げるとしたら、
走れるまたは戦える選手(7〜8割)
走れないかもしれないけどクオリティのある選手
時代の流れで11人全員が走れないといけないということもあるが、
現実問題走るだけで勝てるほどサッカーは甘くないので、
やっぱりクオリティは基準にしておかないといけない。
メッシは12キロも走らない、周りがカバーしながら周りが質を上げながら良さを
活かしながらいるのでバルセロナは強い。
チームの為に戦うことができる選手
それはゲームに出る、出ないは関係なく、月曜から金曜までのトレーニングでど
ういう雰囲気でやるかが大事なことだと思う。
ゲームに出れなくても普段のトレーニングでどういうパフォーマンスを出せて
どういう雰囲気を作るかということがプロフェッショナルな選手として
入れておかないといけないと思っている。”


次の質問:四方田監督の今後は?


4つ目の質問

来年以降もコンサドーレで仕事してもらう。
成績次第で来年もトップの監督。
四方田監督の前にひとり声をかけたがタイミング合わず。

”四方田が来年どうなるんだとかを心配して質問してくれる人が多かった。
四方田はアカデミーのスペシャリストになりたいというビジョンをもって
アカデミーの仕事をしていた。
今回色々話しをしていき、トップの監督をすることでいつかは
トップチームの監督をやりたいという考えももつかもしれない。
本人と話しながらトップチームを経験することでアカデミーに戻った時に
より幅ができていいかもしれないということもあった。
来年どうなのかということは今シーズンのパフォーマンスを含めたことで
決めていかなければいけない。
たとえトップチームが違う監督だったとしても、四方田はアカデミーのことを
来年以降もやってもらうことは変わりない。
うちのチームからいなくなることは、本人が出て行きたいと言わない限りない。
クラブとしてはこれまで通りアカデミーをしてもらう。
ヨモに監督をお願いするときに、バルさんを区切りをつけてすぐに
四方田だったかというところですが、今までどこでも言っていないことですが、
ひとりの人に一応オファーは出しました。
これは四方田も知っています。
ただこのタイミングでうちの監督にということには、タイミングが合わなかったので
どういう人かというのは言いづらいところもありますけど、
何年間か実績があって、力がある監督に託せるくらいの資金を用意した上で
お願いしたいと思っている。
そういう監督には、四方田の前に話をしている。
ヨモはそれをわかった上で、今いろんなトライをしている。
クラブがどんと成長した時には、人が変わる、監督が変わることはよくある。
四方田がいい結果を短期間で残せば来年もトップの監督もありえるでしょうし。
いろんなクラブの状況、資金力の問題も含めて半年間見て行きたい。”


次の質問:砂川選手や奈良選手などレンタル移籍中の選手の今後は?


5つ目の質問

砂川選手の最後にプレーしたいという要望に応えた、
引退後コンサドーレで仕事をしたいといえば当然用意する。
奈良選手を途中で戻す話もすすめたが残るという結論に。
榊翔太も自分でトライしたい、SVホルンから移籍金はなし。今後の連帯貢献金の契約。

”とくに多かったのは砂川がどうなっちゃうのよということを心配している人が多かった。
これは事実を言うと、本人がどうしても出て行ってプレーをしたいということだった。
その気持はよくわかる、なのでクラブとして移籍先を探したわけではない。
奈良に関しても自分たちからトライさせて欲しいということで出て行った。
僕としては、当然スナは残ってやってほしいし、やってほしいというのは
たとえゲームに出れなくても、グループのためにどういうことができるか
ということでチームをサポートしてほしかった。
残念ながらそういう気持ちにさせてあげられなかった。
バルさんのときの評価基準が彼の中では納得できなかったのかもしれない。
今まで貢献してくれた選手だから、最後にもう一度プレーしたいという要望に
クラブとして応えた。
もしサッカーやめて引退することがあってクラブで仕事したいという
意志があるならば当然なんらかの仕事は用意したいと思っている。
奈良は今回途中で補強するのかどうかということもポイントとしてあった。
補強を簡単にできるほどの資金の状態ではないければ、うちで育った選手が
オリンピックにも出てもらいたい、
出るためにはゲームに出ていないと難しい。
一方でチームとしてCBとして戻ってきてくれるなら当然戻したい。
戻したいと思ったのは事実で、思って動いたのも事実なんですけど、
本人も戻りたいという意志を見せてはいたけど最終的に残ってやるという結論になった。
クラブとして戻すという判断をするときにレンタルで行っているので
レンタル料をもらっている、それを返してでも戻そうと思った。
なおかつ買い取りオプションが付いているので向こうがそれを行使した場合、
うちに数千万円の移籍金が入る、そういうことを頭に入れながら考えて、
もうその数千万円がなくなってもいいと判断してトライした。
これでシーズンが終わって向こうに行くかどうかはうちが決めれることではなく
相手方の判断。
それから翔太の話もしておくと、やはり自分からトライしたいという。
自分で見つけてきたわけではなく代理人とかいる中で動いている世界なので。
みんながどのくらい感覚的にもっているかはわからないですけど、
オーストリアの3部ってそんなにまだまだレベルは高くない。
移籍をすると当然移籍金をもらえると思うんでしょうけど、
ある一定のレベルのクラブと認められないと移籍金はもらえない。
オーストリアは2部までしか、今までトレーニングをしたチームには払われない。
これからどこかに買われるくらいに活躍した時には何%かうちに入るという
別の契約は結んでいる。”


次の質問:理想のスタジアム。厚別改修?新スタジアム?


6つ目の質問

クラブが運営できる2万人規模の臨場感あるサッカー専用スタジアム。
5年後には出来上がって欲しい準備をしている(あくまでも野々村社長のイメージ)
厚別は市の持ち物で陸上競技場なので改修は困難。

”これも結構多かったり、いろいろなところで言われる。
あくまでも僕の中でどういうふうに考えているかという話。
札幌ドームという素晴らしいスタジアムでできる、
素晴らしいがゆえに、今のうちの規模でいうとコストがかかってしまう。
プラスJリーグの決まりでやってもいい基準を満たすのはここしかない。
そのスタジアムで80%以上のゲームをしなければいけない。
今年のJ2であれば17試合は絶対にここでやらなければいけない。
17試合をはめてはいるが、野球があったり、コンサートがあったり、
土日に17試合入れてもらえていない。
いろいろな状況を考えると自分たちで運営できる、
サッカー専用スタジアムがないとクラブも大きくなれない、
見ている人たちにとってもいい環境ではない。
2万人規模でサッカー専用で臨場感があってサポーターと選手がひとつになりやすい、
またライトな人たちが見ても、近くで見れてスポーツすげーなと思ってもらえる
スタジアムをつくりたいという僕の中でのビジョンはあります。
実際にどういう風にしたらできるかというのをスタッフといろいろな機関を
巻き込みながら検討している。
あくまでもビジョン、僕の中でのイメージでは5年後くらいには出来上がって
欲しいくらいに準備をしている。でもそんな簡単にできるものではないし、
100とか200億単位のお金がかかることなので、
簡単ではないけれどコンサドーレのこの先どうなっていこうかということを考えると、
専用スタジアムがあるのとないのとでは全然変わってくると思います。
厚別の改修はということですが、厚別は市の持ち物で行政が改修をやってくれるかという
そんなに簡単なことではない、次につくるのであればサッカー専用じゃないと
意味が無い。厚別をサッカー専用にできるかというと、陸上がメインなので
難しい問題だと思っています。”


最後の質問:クラブの今シーズンの目標は?


7つ目の質問

クラブとしては黒字。
チームとしてはプレーオフ進出。現実的に可能。

”これも結構難しい質問。
クラブとしての目標は絶対的に黒字にしなければいけないこと。
ほとんどの方がわかってらっしゃるのかもしれないですが、
今年2000万円の赤字になっちゃうと、Jリーグから排除されてしまうので、
そこは絶対に守っていかないといけない。
プラスここからの数ヶ月は来シーズンの準備をしないといけない。
どういう方と、スポンサーとどういう準備をするか。
今年よりも来年伸びていかないと行けないのでその準備。
今シーズンもあるが、来シーズンこうなるだろうということをしっかり見せていく。
こういうことがクラブの大事なところです。
プラス聞きたいのはチームの目標ということだと思いますけど、
僕は今の順位、勝ち点、選手の質を考えると、
プレーオフは行ける目標だと思っています。
今いる戦力の最大値をうまく出していければ、残り14試合8勝以上、
そのくらいの数字は残せると思う。
チームとしては、彼らも我々も目標にはしています。
現実的にも十分やっていけると思っています。”


最後(番外編):若手選手のプライベート


質問番外編

オフの合コンはOK!
プレーがおろそかになるのであれば消えていくだけ。
サッカーがうまくなるには人間力も必要。
そのために違う世界の人と触れ合う環境がないと。
遊び過ぎている選手がいたら怒ってやってください(笑)

”全部目を通しましたけど、オフの前の日にコンサドーレの若い選手が
言うと怒られそうだけど、女の子と遊んでましたと、それでいいのか
みたいなメールだったと思う。
簡単に言うと、僕はこれは良いと思います!
もちろん毎晩飲み歩いて遊んでプレーがおろそかになるのであれば自然と
そういう選手は消えていけばいいだけ。
例えば、グラウンドと家の往復だけでストイックに取り組むことは
聞いた感じ美しいかもしれないけど、それだけでは絶対強くもうまくもならないと
僕は思っている。
若い選手、とくに小さい頃から小さい頃から、グラウンドと家の往復しか
してこなかった子たちはやっぱり世間の感覚がわからなかったり、
社会性がつかなかったりということは結構ある。
うまく戦える選手、いい選手だなっていうのは人間力のある選手。
僕はどんどん外に出て行って、いろんな業種、いろんな生き方をしている
まったく違う世界の人としっかり触れ合う環境がないと。
女の子と遊ぶのもひとつでしょう。なので僕は全然良いと思っています。
逆にクラブ側からも若い選手を連れて、僕の知り合いのまったく違う仕事をして
頑張っている人たちと飯食わせたりしながらいろんな刺激を若い選手に
与えあげることをやっていかないとサッカーもうまくならないかなと。
でもあんまり遊んでいる選手がいたら怒ってやってください。
それはそれで全然構わないです。”


Q&Aはこれで終了。
ここまでで約45分。たっぷりです。
本当にただ質問に答えるのではなく、
コンサドーレ札幌の未来について答えていました。
野々村社長がこう、未来の見える質問と回答を選んだのか、
クラブとして選んだのかはわかりませんが、素晴らしい機会でした。

このあと、クラブ経営について語ってくれました。
最後にその場でQ&Aと続きます。

起こすのにつかれたので、この先はまた今度にしようと思います。


(8/20更新) 後編はこちら


【後編:クラブ経営】せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
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(8/23更新) 公式動画はこちら


8月21日にコンサドーレから公式動画が公開されました!「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会2015」




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